本日、当社100%子会社である株式会社「Protoption」の設立を発表致しました。
Protoptionでは、投資家にとって暗号資産保有の課題である価格変動リスクへの回避手段の提供を目指し、
オプション市場創設に向けての実証実験を開始します。日本発のグローバル企業として暗号資産の健全な発展に貢献します。

暗号資産(仮想通貨)市場では既に数千種類の資産が誕生し、革新的な利用法が次々と考案されています。一方、さらなる発展への課題として、暗号資産価格のボラティリティ(価格変動率)の大きさが当初より指摘されてきました。大きなボラティリティは暗号資産を長期保有する上での障害であり、機関投資家を含めた幅広い層の投資家の参入を阻む一因となっています。
伝統的な金融市場ではオプションを始め様々なデリバティブ(金融派生商品)が発達しており、原資産の価格変動リスクを回避する手段が数多くあります。当社では、創業メンバーが持つヘッジファンドでのデリバティブ運用・リスク管理の経験をもとに、暗号資産におけるオプション市場を創設し、ボラティリティの抑制や価格変動リスクの回避手段の提供を目指します。

同時に、ブロックチェーンを活用し、オプション取引を円滑に行うためのスマートコントラクトの研究開発を行います。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で自動実行される契約のことで、オプション取引へ導入することにより、事務作業の効率化やカウンターパーティーリスクの低減が期待されます。
伝統的な金融市場では、ISDA(国際スワップ・デリバティブ協会)が作成した基本契約書をベースに、個々の取引で「取引明細(内容確認書:コンファメーション)」を交わすことで、取引全体の契約書として機能させています。暗号資産市場においても、このISDAの機能及びルールに相当するものを策定する必要があり、これに加えて実際のオプションの売買、満期日における清算などを表現したスマートコントラクトを開発します。

詳細はこちらからご覧下さい。

引き続きよろしくお願いいたします。

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