ブロックチェーン技術を活用したシステム構築や国内最大級・暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービスを提供する株式会社クリプタクト(本社:東京都新宿区 代表取締役 斎藤岳、以下「クリプタクト」)は、国立大学法人東京大学、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社などと、2022年5月20日に、「医用画像通信技術研究組合(以下、本組合)」(理事長 萩谷 昌己 東京大学Beyond AI 研究推進機構長)を設立いたしました。本組合では、医用画像データの流通を可能とさせるシステムに関する関連技術の研究開発などを行います。
クリプタクトは、本組合内においてシステム・ネットワークの構築およびブロックチェーンを活用したデータ流通を担当します。各種法規制を遵守した厳格なデータの情報管理を行い、医療AI企業などにデータ提供を行う仕組みを構築し、医用画像データの流通市場創成に向けた検証をしてまいります。
クリプタクトでは、国連において採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の項目である、「⑨イノベーション:産業と技術革新の基盤をつくろう」という達成に貢献すべく、今後もブロックチェーン技術によるデータ利活用を推進し、技術発展に寄与してまいります。
■背景
昨今、AIや人工知能が発展していく中でどのようにデータを安全な仕組みで利用していくかが課題として挙げられます。これは、情報セキュリティに対する高い要求のほか、大量のデータ処理、またシステムが稼働し続けるための安定性・持続性などを全て同時に達成する必要があるためです。今回、データ流通が最も困難とされる医療分野において人工知能社会に向けたデータ流通市場を確立し、医用画像分野でのAI開発・活用と個人がより最適化された医療サービスを受けることを実現可能にするために、これまで金融業界で培った大容量のデータ処理技術及び高度なセキュリティ技術を転用し、さらにブロックチェーンを活かすことで医療業界の発展に向けたテクノロジーによる課題解決を図ってまいります。
(注1) https://www.meti.go.jp/policy/tech_promotion/kenkyuu/001.html
■『医用画像通信技術研究組合』とは
CIP(技術研究組合)とは、産業活動において利用される技術に関して、組合員が自らのために共同研究を行う相互扶助組織(非営利共益法人)です。各組合員は、研究者、研究費、設備等を出しあって共同研究を行い、その成果を共同で管理し、組合員相互で活用します。(注1)
本組合は、国立大学法人東京大学、ソフトバンク株式会社、ヤフー株式会社、株式会社クリプタクトなどによって組成され、患者さんが医用画像データを自分で保有することができ、更にその医用画像データを匿名化した上で、安全で堅牢性の高い大容量通信技術によって、医用画像データの流通を可能とさせるシステムに関する関連技術の研究開発などを行います。
■ブロックチェーン技術活用について
クリプタクトでは、ブロックチェーン技術を活用し、これまで困難とされていた社会や業界などの情報データを個人情報やプライバシーに関する安全性を担保しながら、適切な流通を促進し社会や個人への情報還元をできる仕組みづくりをすることで社会課題解決を目指していきます。
今後ともCryptactのサービスをご愛顧いただきますとともに、本プロジェクトにもご注目くださいますよう、お願い申し上げます。
【本件に関するお問い合わせ】
pr@cryptact.com